県職労・県水労は、2021年9月から2022年度の新しい役員体制を発足させました。
労働組合という名前は少し古くさく感じるかもしれませんが、変わることなく、奈良県で働く仲間にとって必要な活動を行っていきます。
組合は、労働条件を改善するために団結・連帯して行動する組織ですが、大きくわけて二つの機能があります。
一つは、組合員個人の労働条件を守ることです。
超勤手当が払われない、病気休暇が認められない、退職を迫られている・・・。
労働者ひとりひとりは当局に対して強い存在ではなく、困難な状況に追い込まれているときはなおさらです。
そんなとき、組合があって、当局をチェックするからこそ、制度や法律がきちんと運用されるようになるのです。
もう一つは、職員全体の労働条件について交渉することです。
未加入者の中には「私は困っていない」「組合は仕事ができないやつが入る」という意見があると聞きますが、それは違うと思います。
民間でも公務でも、従業員の過半数を代表する組織がなければ、制度を新設することも、変更することもできないからです。
昔はなかった育児休業制度など、すべて先輩たちから連綿と続く運動の中で、労使交渉を通じて実現してきたものなのです。
地公法が改正されれば、公務員の労働組合にも協約締結権が回復します
県職労・県水労は、組合員の総意をきちんと主張し、当局と対等に交渉できるよう、引き続き団結・連帯を強め、難局に立ち向かわなければなりません。
組合員のみなさんの力が必要です。ともにがんばりましょう。
奈良県職員労働組合
奈良県水道労働組合
中央執行委員長 吉村 聖子
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